Asuka's Travel Journals

28歳会社を辞めてワーホリでフランス来ちゃいました!

語学留学におけるホームステイのメリット・デメリット

bonjour.

 

リヨンにて語学学校に通っていた9週間、ホームステイをしていました。

 

フランス語が全く話せなかった私は、

自由度の高い学生寮ではなく、少しでもフランス語環境に自分を投じるべく

フランス渡航を決意した段階からホームステイをすることにしていました。

 

同じ学校の学生の中ではホームステイをしている割合は

おそらく10パーセント以下でした。

18歳未満で学生寮の契約ができない学生以外、

ホームステイを利用していたのは私が知る限り日本人学生しかいませんでした。

 

ホームステイ、事前に調べると失敗談ばかり。。。

実際に現地でホームステイ先と揉めた人も知っています。

自分の経験と他の学生から聞いた話を合わせて

ホームステイのメリット・デメリットを挙げてみます。

 

デメリット

1,高い

 

私が通っていた学校を通して学生寮に滞在する場合、月370ユーロ、

ホームステイだと素泊まりで450ユーロだったため、月々の差額は80ユーロ。

1ユーロ130円計算をすると約10400円の差額です。

これが2か月になると2万円を超えるし、1年留学する人はかなりの差額が発生します。

値段を取るなら、ホームステイは候補から外した方がいいと思います。

 

2,選べない

 

ホームステイを選ぶ際、事前のヒアリングシートにて

・禁煙か喫煙

・ペットの有無

・子供の有無

などの基本的なことのみ入力しました。

もちろん、アレルギーの有無など生命に関わる事項があれば特記した方がよいでしょうし、学校&街の中心部からの近さを希望だったら伝えるべきです。

 

ただ、こちらからホームステイ先を選ぶことはできません。

比較検討もできませんし、ホームステイ先の評判や口コミも見れません。

 

私のホストマザーに尋ねてみたところ、

受入側も選り好みは出来ないようです。

 

ただ、うちのマダムは「エスパニョール(スペイン人)はすごく騒ぐし気質が合わないからNG」にしているそうです。そしてホームステイの受け入れをしているマダムのお友達もみなさん、「日本人はおとなしいし、ルールを守るし、勤勉だから最高」と言っておりました。

 

3,ホストとの相性

 

これはもう、運ですよね。

私の滞在先では、マダムがbio=オーガニックしか使わない人で、洗濯用洗剤もBIOでした。食事もジャンクなものは一切出ませんでした。これが合わない人もいるだろうし、一緒に生活する上で価値観や考え方をお互いに尊重するのが必要です。

 

ホームステイ先で食事の提供を申し込んでいる人にとって

食事の内容・量はとても重要だと思います。

ただ、日本食から比べてしまうとフランスの家庭料理は質素というか、シンプルなものが多いので、そこが合わない人もいるかもしれません。

 

受け入れ先によっては、留学生の受入れに生きがいを感じている世話焼きな家庭もあれば、経済的な理由で受け入れをしている家庭もあります。むしろ後者の方が多いため、シャワーの時間や食事の内容ですれ違いが生じることもあるようです。

 

4,自由度の低さ

 

門限があるところは聞いたことがありませんが、

友人を招くの禁止(パーティーをして騒がれるのが嫌)という家庭もあります。

あと、世話焼きタイプなマダムだと、帰りが遅い場合にすごく心配してくれたりするのですが、それが窮屈に感じる人もいると思います。

 

他人と生活を共にするので、お邪魔する側は相手の生活を尊重する必要があるので、

どうしても制限される部分はあると思います。

 

メリット

1,語学習得のスピード

 

私は朝食・夕食を申し込んでいたため、1日2回は最低でも会話をする機会がありました。この食事の時間の会話は、最初は正直気使った。だって何もわからないから。

でも、徐々に耳が慣れてきて、学校でも勉強していくうちに、

何となく何を言ってるのかがわかるようになり、こちらの言いたいことも何となく伝わるようになりました。

 

滞在3週間目には、マダムにも、学校の先生にも

「急に話せるようになった。驚くべきスピードだ。」と褒められました。

 

テレビを観たりラジオを聴いたりするのも、もちろん勉強になると思いますが、

face to faceでコミュケーションを取ると格段に言語学習のスピードは上がると思います。

 

2,文化交流

 

マダムは、週に1度は必ず、フランスまたはリヨンの郷土料理を出してくれました。

教科書や学校で学ぶのとは別に、実際の家庭でどのように調理されているのかを知ることが出来たのは凄く良かったです。

 

また、食事中の会話で政治・教育・マナー・食文化・観光などの話をします。

マダムがフランスの実情や自分の意見を言った後、受入れている学生たちに

「あなたの国ではどうなの?あなたはどう思うの?」と投げかけます。

これはフランスを知るのと同時に日本という国や自分のバックグラウンドについて深く考えされられました。

 

私がフランスとの共通点や異なる点を見つけるのと同時に、

マダムや他の学生も日本について理解を深めている。

そう考えると正しい内容を共有しなければいけないし、自分の意見もしっかり伝える必要があります。これも言語学習にはとても役に立ちました。

 

いつも夕食の後は頭使いすぎてぐったりしていましたけどね笑

 

3,安全性

 

スリ対策や現地のスリ情報、治安の悪いエリアについて

学生コミュニティーから得る情報には限度があります。

現地で生活している人だからこそ知っている情報は山ほどあります。

 

4,コミュニティーの拡大

 

学生寮に滞在していると、学校の友達と学生寮に住んでいる学生とは仲良くなれます。

これはホームステイをしている学生も一緒です。

 

ただ、私はホームステイを通じて仲良くなった友達もいます。

例えば、ホームステイをしていたお宅のお向かいに住んでいる家族です。

そのご家族もホームステイを受け入れていて、その子とも遊びました。

その韓国人の女の子は、別の語学学校に通っていて、この夏から演劇の学校に通う予定の子でした。

 

すごく頭のよい子で、日本語は独学でペラペラ、英語も話せるし、フランス語の発音もすごく良かったのです。なので、フランス語で分からないことを度々質問したし、私も日本語に関する疑問をたくさん解決してあげました。

 

語学学校で同じクラスにいる学生たちは、

フランス語レベルは一緒です。

そこだけで集まってしまうと、間違ったフランス語を使ったまま見逃したり、正しいフランス語の発音がわからなくなってしまいます。

 

学校の外側にコミュニティを作ることは、生活する上でもフランス語を勉強する上でも大事だと思います。

 

まとめ

 

ホームステイのメリット・デメリットを上げましたが、

私はホームステイで多大な利益を得ることが出来ました。

運がよかったのもあると思いますが、学生寮とホームステイで迷っている人がいたら、自信をもってホームステイをおすすめします!

 

もし相性が良くなかったら変えればいいのです。